てんかんの発作と似た症状

2019年05月22日
薬を飲む男性

てんかん発作には、診断する上で紛らわしい症状がいくつかあります。
通常は区別することが困難ということはないのですが、場合によっては間違われる場合があります。
てんかんの発作なのか、その他の紛らわしい症状なのか周囲の人は、よく症状を観察して医師の診断の際には伝える様にしましょう。

まずは、転換性障害という精神的な葛藤が身体の症状に転換されて障害として現れるという病気があります。
本人は意識しないながらも、病気をすることで周囲の助けや愛情を受けようとするものです。
この為、治療が困難なものになると言われています。

また、てんかん似ていて、また別のとても危険な発作として過性脳溢血発作というものもあります。
脳の血管の詰まりによって、半身がしびれたり、言語障害が出たりする為、てんかんの発作と区別がしにくいのです。
一過性とはいえ、とても危険な症状なので、数日のうちにも脳梗塞を発症する場合も多く、この症状が現れたらすぐに病院を受診する必要があります。

他にもナルコレプシーの様に、強い睡眠発作を起こして突然眠り込んでしまう病気もてんかんと間違われやすいです。
また、小児期から思春期までに見られる採血後や起立時の失神も、てんかんと紛らわしいものです。
乳幼児に見られる症状で熱性けいれんや憤怒けいれんなどもてんかんとは間違われやすい症状です。

熱性けいれんは、38℃以上の発熱時に起こる全身性のけいれんです。
てんかんに移行するということは、ほとんどはありませんが、ごくわずかですが、移行する方もいらっしゃいます。
憤怒けいれんは、乳幼児が激しく泣いている時に急に呼吸が止まって全身がけいれんしてしまう症状ですが、脳波に異常はなく、成長と共におさまるものです。

他にも片頭痛などの日常生活の中で生じる症状もてんかんと似ています。
てんかんの発作に伴い頭痛を起こし、意識を失う場合もあるためてんかんではないかと疑ってしまいがちです。
単なる片頭痛であれば、片頭痛の治療薬で対処できる場合があるので安心して良いでしょう。