てんかん持ちでも出産できる!救急車の手配も準備必要

2019年06月20日
患者と説明している医者

てんかんを持っている女性にとって、一般の人と同じように妊娠出産ができるのかというのは非常に気がかりな点です。
多くの場合、てんかんの発作は予知が困難で、突然意識を失ったり身体が痙攣してしまうことになります。
もし妊娠中にこのような発作が起きれば赤ちゃんに危険が及ぶ可能性もあるし、何より普段から抗てんかん薬を飲んでいると赤ちゃんの奇形にも心配が尽きません。

妊娠した女性の中には、赤ちゃんへの影響を恐れて抗てんかん薬の服用を自己判断でストップしてしまう人もいますが、これは大きな間違いです。
もし発作が起きれば、転倒してお腹を打ち付けてしまうと流産するリスクもあるし、痙攣が起きれば赤ちゃんへの酸素の供給がストップしてしまい、返って危険にさらすことになってしまいます。
このため、まずは赤ちゃんの命を守ることを最優先に考え、妊娠中であっても医師の指示に従って薬はきちんと服用するようにしましょう。

また、いざ陣痛が始まって出産となった時にも、その最中に発作が起きれば赤ちゃんに酸素が行かなくなり、脳にダメージを負ってしまう危険があります。
自宅で陣痛に耐えている間も危険なため、てんかん持ちの場合は決して一人にならないようにして、万一発作が起きたらすぐに救急車を手配できるよう日ごろから準備しておくことが大切です。
もともと出産は疲労が溜まったり脱水状態になることが多く、発作が起きやすい環境だと言えます。
もしリスクが高いと判断された場合は、自然分娩ではなく帝王切開を提案されることもあるので、あらかじめ覚悟して入院準備なども済ませておくと良いでしょう。

てんかんのある女性が妊娠出産を乗り切るのは大変ですが、決して無理という事はありません。
医師とよく相談し、万全の体制で赤ちゃんを迎えられるようにしておきましょう。