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泡を吹いて倒れるてんかん|病気だと採用されない?

てんかん発作では、泡を吹いて倒れるということもあります。 発作型には部分的に興奮刺激が起こる部分発作と、脳全体に興奮が伝わる全般発作があります。 全般発作は急にバタンと倒れてしまうことが多いですが、部分発作(単純部分発作)は吐き気を催したり、手足が突っ張ったり、光がまぶしく感じる、などの異常を感じます。 これよりも重い複雑部分発作では、次第に意識が遠のいてフラフラ歩き回ったり、口をもぐもぐ動かす自動症などを繰り返すことがあります。 泡を吹いて倒れた場合は、それによって呼吸がしづらくなっている可能性があるので、周りは早急に介抱する必要があります。 てんかんを周りに知られたくないという人は多いですが、抗てんかん薬で発作が抑えられているとしても、学校や職場の信頼できる人には教えておいたほうがいいでしょう。 万が一、何かあった時に、周りがこちらの状況を理解できないと対処が遅れてしまう危険性が高いからです。 てんかん持ちの人が病気の事実を隠す理由として多いのが、採用に関わるからというものです。 就職活動を始めて、既往歴や現在の病気を確認されて採用が打ち消される可能性もあります。 てんかんは徐々に身近な病気として理解され始めていますが、多くの人にとっては得体の知れない病気としか認識されていません。 そのため、職場に採用したとしても病気の影響ですぐにやめてしまうのではないか、働けないのではないか、何かあった時に責任がとれない、などの理由で断られてしまう可能性があります。 てんかんの人の就労については、サポートする制度が整ってきています。 また、てんかんでは障害者手帳を取得できる場合もあるので、それを使えば税制で優遇が受けられる場合もあります。

2019年08月30日
先天性のてんかんと知的障害について

脳の病気の一つとしててんかんがあります。 これは大脳が電気的な信号を受けて異常に反応してしまい興奮状態となり、それが大脳全体に伝わってけいれんや意識を失うといった発作をおこしてしまうのです。 てんかんという病気はそれほど珍しいものではなく100万人ほど患者がいるといわれている病気なのです。 割合で言えば100人に一人程度発症してしまう病気です。 年齢別に見るとそのほとんどが3歳までの幼児期に発病することが多くてんかんによる発作を繰り返してしまうことがあります。 幼児期に発病したてんかんは治癒することも多いのです。 成人になってから発症することがありますが、これは過去に脳になんらかの障害があったような場合に発病することが多いのです。 高齢者になってから発病するものも同様です。 特に成人になってから発病すると発作の症状は幼児期ほど頻度は少ないのですが数分間意識を失うけいれんするなど症状が重たい場合が多いのです。 高齢者の場合は発作をおこしてしまうと数分間の記憶がないといった痴呆症のような症状が現れることがあります。 幼児期に発病するてんかんは先天性のものが多くてんかんになりやすい脳が原因ということがあります。 幼児期の発作が長く続いてしまうと知的障害を起こすこともあるために早めに医療機関で治癒することが大切です。 成人になってから発病するてんかんは脳の障害といった後天性のものが多くなり、脳炎や脳梗塞などの病気をしたり、脳挫傷や頭の怪我など脳に損傷があった場合に成人になってから発病することがあります。 これは先天性のような知的障害のリスクは少ないですが、記憶障害を起こすこともあるため、薬による治療を続けることです。

2019年07月31日
てんかんの患者の学校生活、たばこは発作の原因か

たばこはてんかん発作を引き起こす誘引にはならない、とされています。 また、抗てんかん薬にも影響を与えないとされています。 ただし、てんかん発作はリラックスしている時に起こることが多いので、ほっとしてたばこの火をつけて、そのまま発作で倒れてしまうと火事を出してしまう恐れもあります。 直接影響を与えることはないですが、発作が起きた時に危険なので注意したほうがいいでしょう。 また、たばこ自体が体によくないものなので、なるべく吸わないのが理想です。 てんかんだと普通の学校生活を送れないと思われがちですが、そんなことはありません。 ほとんどのてんかん発作は、抗てんかん薬を飲んでいれば発作を防ぐことができます。 ただ、抗てんかん薬は強い眠気を催すものが多いので、その眠気の影響で学業に支障が出てしまう可能性はあります。 そういう時に、眠くなるのが嫌だから勝手に薬の服用をやめてしまう患者さんもいますが、これはとても危険です。 薬の作用で発作が抑えられているだけなので、飲まなければ発作が再発する危険性があるからです。 もし眠くて勉強ができないという場合には、主治医に相談して眠くなりにくい薬に変えてもらうなどして対策しましょう。 しばらく発作が出ていないからといって、勝手に薬の服用をやめてしまうのは危険です。 逆に言えば、薬を飲んで発作を予防することができれば、普通に学校生活を送ることができるということです。 また、周囲も病気のことを理解することが大切です。 てんかんは身近な病気な病気で、誰がいつかかってもおかしくないです。 もし発作が起きてしまったとしても、周囲が病気について理解できていれば正しく対処できて、危険を回避できる可能性も高まります。

2019年07月16日
てんかん持ちでも出産できる!救急車の手配も準備必要

てんかんを持っている女性にとって、一般の人と同じように妊娠出産ができるのかというのは非常に気がかりな点です。 多くの場合、てんかんの発作は予知が困難で、突然意識を失ったり身体が痙攣してしまうことになります。 もし妊娠中にこのような発作が起きれば赤ちゃんに危険が及ぶ可能性もあるし、何より普段から抗てんかん薬を飲んでいると赤ちゃんの奇形にも心配が尽きません。 妊娠した女性の中には、赤ちゃんへの影響を恐れて抗てんかん薬の服用を自己判断でストップしてしまう人もいますが、これは大きな間違いです。 もし発作が起きれば、転倒してお腹を打ち付けてしまうと流産するリスクもあるし、痙攣が起きれば赤ちゃんへの酸素の供給がストップしてしまい、返って危険にさらすことになってしまいます。 このため、まずは赤ちゃんの命を守ることを最優先に考え、妊娠中であっても医師の指示に従って薬はきちんと服用するようにしましょう。 また、いざ陣痛が始まって出産となった時にも、その最中に発作が起きれば赤ちゃんに酸素が行かなくなり、脳にダメージを負ってしまう危険があります。 自宅で陣痛に耐えている間も危険なため、てんかん持ちの場合は決して一人にならないようにして、万一発作が起きたらすぐに救急車を手配できるよう日ごろから準備しておくことが大切です。 もともと出産は疲労が溜まったり脱水状態になることが多く、発作が起きやすい環境だと言えます。 もしリスクが高いと判断された場合は、自然分娩ではなく帝王切開を提案されることもあるので、あらかじめ覚悟して入院準備なども済ませておくと良いでしょう。 てんかんのある女性が妊娠出産を乗り切るのは大変ですが、決して無理という事はありません。 医師とよく相談し、万全の体制で赤ちゃんを迎えられるようにしておきましょう。

2019年06月20日
てんかんの方の日常生活

てんかんと診断をされた人は、もう既に病院を受診して自分に合う薬で内服コントロールをしている人が多いでしょう。 てんかんの薬を飲んでいるときは確実に薬を飲んで発作が出ないようにコントロールするということが大切になるのです。 では内服を確実にするために日常生活で注意することはなんでしょうか。 それは規則正しい生活をするということです。ラミクタールやテグレトールなどのてんかん予防薬の内服は通常一日2回程度です。 朝と夜に内服します。これを規則的に飲むことによって血液の中の薬の血中濃度を高め発作が起こらないようにします。 子供の間は保護者が内服の管理をするでしょう。 朝学校に行く前と夜寝る前。保護者が気を付けたら比較的規則正しく内服できます。 しかし問題なのは、大学生や成人になってからです。夜が不規則になったりすることもありますね。 またお酒を飲むようなこともあるかもしれません。 そのために薬を飲み忘れるということがないようにしなくてはいけないのです。 また日常生活で気を付けるべきことはもう一つあります。 それは体調を崩さないように気を付けるということです。 普段と変わらない生活を送っていれば問題ないのですが、もしも体調を壊して風邪を引いた、嘔吐するというようなことがあると、身体の水分量やミネラル量が変化してしまいますね。 そうなると体の中の薬の血中濃度が変動し、発作を起こしやすくなってしまうのです。 また風邪などを引かなくてもストレスがある場合も同様です。 ストレスを抱えると体は自然と免疫力が下がったりします。 そうすると病気になりやすくなるのですね。 そのために大切なことは、規則正しい日常生活を送ること。体調を崩さないようにすること。 そして睡眠、栄養などに気を付けて生活をすることが大切なのです。

2019年06月05日
てんかんの発作と似た症状

てんかん発作には、診断する上で紛らわしい症状がいくつかあります。 通常は区別することが困難ということはないのですが、場合によっては間違われる場合があります。 てんかんの発作なのか、その他の紛らわしい症状なのか周囲の人は、よく症状を観察して医師の診断の際には伝える様にしましょう。 まずは、転換性障害という精神的な葛藤が身体の症状に転換されて障害として現れるという病気があります。 本人は意識しないながらも、病気をすることで周囲の助けや愛情を受けようとするものです。 この為、治療が困難なものになると言われています。 また、てんかん似ていて、また別のとても危険な発作として過性脳溢血発作というものもあります。 脳の血管の詰まりによって、半身がしびれたり、言語障害が出たりする為、てんかんの発作と区別がしにくいのです。 一過性とはいえ、とても危険な症状なので、数日のうちにも脳梗塞を発症する場合も多く、この症状が現れたらすぐに病院を受診する必要があります。 他にもナルコレプシーの様に、強い睡眠発作を起こして突然眠り込んでしまう病気もてんかんと間違われやすいです。 また、小児期から思春期までに見られる採血後や起立時の失神も、てんかんと紛らわしいものです。 乳幼児に見られる症状で熱性けいれんや憤怒けいれんなどもてんかんとは間違われやすい症状です。 熱性けいれんは、38℃以上の発熱時に起こる全身性のけいれんです。 てんかんに移行するということは、ほとんどはありませんが、ごくわずかですが、移行する方もいらっしゃいます。 憤怒けいれんは、乳幼児が激しく泣いている時に急に呼吸が止まって全身がけいれんしてしまう症状ですが、脳波に異常はなく、成長と共におさまるものです。 他にも片頭痛などの日常生活の中で生じる症状もてんかんと似ています。 てんかんの発作に伴い頭痛を起こし、意識を失う場合もあるためてんかんではないかと疑ってしまいがちです。 単なる片頭痛であれば、片頭痛の治療薬で対処できる場合があるので安心して良いでしょう。

2019年05月22日